天円地方と建築

こんにちは、建築屋さとう 佐藤です。

本年もどうぞ宜しくお願致します。

年末年始はお休みを頂き
餅つきをしたり、バームクーヘンを作ったり
家族とゆっくり過ごすことができました♪
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皆様は、どんなお正月をお過ごしになられましたか?


さて、今日は『天円地方』という言葉をご紹介します。


〇と□の組み合わせで宇宙を表しているんです。

天は丸く、地は四角い。

天は円形、円は回転するので「動」を表しており、

地は方形、方形の大地は「静」を表しています。

『天円地方』は、日本の古い建築物に見る事ができます。

例えば、神社や古墳、相撲の土俵など・・・

仏塔の代表的な形式である多宝塔は、

仏様のいる内側は円形(天)、拝観側は方形(地)になっています。


この形は土俵と同じです。

人間界の(地)から、天界(円)に入る儀式が、

横綱の土俵入りに見る事ができます。

最も強い力士が腰にしめ縄を張り、塩で清め払い柏手をうち、

四股を踏み、天と地に感謝をこめて祈りをささげる。

その後ろで、行事が祭文を唱える。

これは、地鎮祭そのものでもあるそうです。


柱一つにしても、四角い礎石に丸い柱の「円柱方礎」など

様々なところで、〇と□が使われています。


なぜこの様な造りにしたのかというと、

宇宙全体を表す形と同じ『天円地方』を地上に描く事で、

天の気を受け止め、宇宙と一体化できると考えたからだそうです。


〇と□、、、深い意味があるんです。

意外に、あらゆる場所に使われていたりしますので、

一度、身の回りの『天円地方』をお探しになられてみては

いかがでしょうか。


家づくりでお悩みの方や、

新築やリフォームをお考えの方に

これからも、寄り添える工務店でありたいと考えております。

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