これからの家づくり(水害、地震)その2

前回に引き続き、大分での災害について書いていきます。

その1での内容は、建築基準法(耐震等級1)上、
守らなければいけないものになります。

しかし、家づくりにおいては、建築基準法さえ守ればいい!
ということはありません。

地震、水害(浸水)に対応しようと思うと、
単純に建物を建てる土地にかかってきます。
かたい地盤の上、高台の土地に、
建てたほうが間違いはありません。
でも、やっぱり平野のほうが住みやすいですよね?
大分市では、市街地から近いところは、
ほぼ土地が低く、
やっぱり坂がないほうが住みやすい。

その場合にどうするか?
現在は、家を建てる前に、地盤調査をしなければなりません。
(瑕疵保険の加入のため...)
その結果によって、
地盤補強工事が必要になってくる場合があります。
ただし、大分市の平野部、がけ地等は
ほぼ何らかの補強は必要となります。
かたい地盤から基礎、建物を支えることにより
大地震が起きてもなんとか倒壊は免れる!
もしくは、
地震も来ないのに家が傾くのを防ぐ!
ことにつながります。

対して水害(浸水)に対策としては、
1階を駐車場にして3階建にすることはできますが、
(予算が跳ね上がる...)
現在、明確な対策はありません。(すみません...)
ただし、浸水するにしても、
床下浸水か床上浸水かによって被害は全然違います。
そのため、
・道路より土地を高くする
・設計上の地面(GLと呼ばれるもの)を高くする
(そうすると基礎が高くなる)
・基礎の立ち上がりを高く作る
(通常、家の下のほうにあるコンクリートの壁)
ことによって、数十センチは床を高くすることができます。
この数十センチにより、床下浸水か床上浸水かを分けることに
なるかもしれません。

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以上、長くなりましたが、
相談等あれば↓↓↓

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